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​理事長所信

2024年度 (一社)新見青年会議所 理事長所信

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一般社団法人新見青年会議所

第57代理事長 吉岡 隆司

スローガン   Re:NIIMI 〜Restart〜

 

はじめに

 私たち新見青年会議所は昨年で創立55周年を迎えました。明るい豊かな社会を創るべく、常に最善を求め運動を起こし続けて来られた先輩諸兄のたゆまぬ努力によって、新見青年会議所はその想いを紡ぎ続け、地域に必要とされる団体として存在してきました。しかし近年、少子高齢化社会・過疎化への変遷にともなう青年世代の減少、新型コロナウイルス蔓延などの社会情勢を受け、会員の数は減少の一途をたどり、組織の存続の危機に直面しています。このまま私たちは、組織としての幕を閉じていくほかないのでしょうか。否、地域の危機や問題に直面したときにこそ、立ち向かい乗り越えてきたのが、私たち新見青年会議所だったのではないでしょうか。だからこそ、私たちはいまいちど奮起し、再始動「Restart」するべき時です。そして、先輩方が繋がれてきた想いをただそのままに繋ぐのではなく、より良く更新「Renovation」して繋ぐ時です。もし私たち新見青年会議所がこの先、組織としての幕を終えることになろうとも、その時まで必死にもがきながら、常により良く、再始動「Restart」できるよう努めて参ります。

 

持続可能な組織の「再構築」〜Rebuild〜

いつの時代も、私たちや地域を取り巻く環境や社会情勢は移り変わっています。その時代ごとに、新見青年会議所という組織が、変化に柔軟に対応し活動したことで、運動が紡がれてきました。今この時代も、めまぐるしく変化し、価値観も多様化しています。私たちもこの変化に対応していくために、根幹となる理念はそのままに、変えていかなければならないところは積極的に変革し、時代に即した組織へと再構築「Rebuild」していかなければなりません。組織は器であり、組織を動かすのは人です。まず人を活かさなければ、より良い組織となり得ません。明るい豊かな社会の実現のため、がむしゃらに奮励努力し、情熱を持って活動することはもちろん大切です。しかし、リーダーシップを取るべき私たち自身が率先して心にゆとりを持たなければ、リーダーとして社会を見据える広い視野を持てず、運動の方向性を見失ってしまいます。会員ひとりひとりが緊張と緩和をより意識し、 相集い力を合わせ、のびのびと活動していくことが出来れば、私たち会員が努力する姿・楽しみながら活動する姿を見て共感し、同じ志を持った青年たちが自ずと集い仲間となり、より強固で持続可能な組織となれると信じています。人が変われば組織が変わる。組織が変わればまちも変えられる。まちが変われば人が変わる。この好循環を実現しうる、新見青年会議所を持続可能な組織へと再構築「Rebuild」して参ります。

 

 会員のあるべき姿を「認識」〜Recognize〜

私たちはJAYCEE(青年会議所会員)である前に、地域に根ざす一人の青年経済人、一人の市民です。変革の起点となるリーダーである前に、社会に認められる人にならなければ、人に、地域によりよい変化をもたらせることはできません。

それゆえに、人を変えるためにはまず自分を変えなければなりません。そのために、日本JCにある会員育成プログラム、地区やブロックでの会員育成事業など青年会議所のスケールメリットを大いに活用し、小さな組織でも持続可能な、成長の機会の提供に努めます。また、新見青年会議所として長きにわたり関わり続けている献血活動などの地域への奉仕活動に積極的に参画し、社会と密接に関わっていることを強く意識し、青年経済人・市民としての視点も持ち続けられるよう努めて参ります。そうすることで、JAYCEEとしてのあるべき姿を認識「recognize」し、私たちは活動して参ります。

 

人々が笑み暮らす明るい地域の「再生」〜Reproduction〜

2020年から始まった新型コロナウイルスの拡大は、2023年の5類感染症への移行に伴い、現在は収束に向かっていますが、この影響による社会の変化は多大なものとなりました。またロシアによるウクライナ侵攻の長期化による経済の低迷など、世界に暗い影を落としています。私たちが住み暮らす地域も同じです。社会情勢が与えたダメージは少しずつ、私たちの地域や、人々の心に漠然とした不安をもたらしています。だからこそ、私たちが率先して、先行きの見えない闇を明るく照らし、心の火を伝播させ、人を、地域を巻き込み運動していくことが必要です。そのために、人々がコロナ禍以前のように心置きなく笑える明るい新見へと再生「Reproduction」させる機会を提供します。

 

結びに

それでも、いま私たちが抱える問題は、先行きの見えない状況であるかもしれません。それでも私たち自身や、このまちと、まちに住む人たちが再始動「Restart」していくためには、変革の起点となる青年が集い力をあわせ、活動する団体が必要です。それが青年会議所であるべきです。そのために私たちは、時代に則した新たな新見青年会議所を再構築「Rebuild」し、組織の、まちの、人々の再生「Reproduction」にすべての力を注いで参ります。

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